盛岡市長あいさつ
盛岡市長
内舘茂
盛岡市長あいさつ
盛岡中央工業団地は、地場企業の皆様が、住居と工場の混在解消や生産設備の近代化など、生産環境の改善を図ろうと意欲的に取り組まれ、平成4年に市中心部に近接した本格的な工業団地として誕生いたしました。
以来、工業団地の事業主体である盛岡中央工業団地協同組合と、貴協同組合の組合員である団地内各企業は、バブル崩壊やその後の長期にわたる景気の低迷、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の拡大等、組合員企業の経営に大きな影響を及ぼす状況が起こりましたが、一丸となって危機を乗り越えてこられるとともに、地域の方々とも連携を図りながら、地域に貢献する開かれた工業団地として発展してこられました。
また、雇用の創出に御尽力いただくとともに、市内外の児童・生徒などの企業体験を快く受け入れていただいております一方で、生産・労働環境の向上や新商品開発などにもたゆまず取り組まれており、当市産業振興の一翼を担っていただいているところでございます。
国内経済は、深刻化する人手不足や働き方改革に加え、円安や物価の高騰など、新たな課題への対応が求められております。このような中にあって、工業団地運営に真摯に取り組まれている盛岡中央工業団地協同組合及び組合員企業の皆様に、深く敬意を表しますとともに、今後とも地場産業界の中で先導的な役割を担われ、より一層、その活動の成果が広く地域社会に還元されますことをご期待申し上げる次第でございます。